2.4 鉄骨構造




項目 内容
S造全般 はりのたわみは1/300以下
筋かいの接合部は筋かい自身の耐力以上の強度を有すること
はり端部が塑性状態に達するまでに座屈が生じないようにする(横補剛材で補強)
風・地震時の構造計算:積載荷重が0の場合の方が設計上不利になる場合もあり
幅厚比:小さいほど局部座屈は生じにくい
幅厚比:材料の基準強度が大きくなるほどに値は小さくなる
幅厚比:柱とはりでは値は異なる
有効細長比:小さくするほど圧縮材における座屈許容応力度は大きい
有効細長比:構造耐力上主要な柱では200以下
箱型断面のはりは横座屈を起こさないものとして設計可能
箱型断面の柱の曲げ許容応力度は鋼材の引張許容応力度と同等
形鋼をガセットプレートの片側のみに接合する場合は有効断面積より突出部の1/2の断面積を減じて計算
繰り返し荷重:1×10^4以下の場合は許容応力度の低減を考慮する必要無し
節点の水平移動が拘束されていないラーメン構造の柱材の座屈長さは柱材の節点間距離よりも長くなる
走行クレーン:地震力の算定時には吊荷の重量は無視
H形断面のはりの許容曲げ応力度は、断面寸法・座屈長さ・曲げモーメント分布から算定
溶接 突合せ(完全溶け込み)溶接の接合部の耐力は母材と同等
箱型断面の柱の継手の接合は裏金を当てた完全溶け込み溶接
完全溶け込み溶接の始端部、終端部にはエンドタブを用いる
SM材は溶接用
突合せ溶接ののど厚を過度に盛りすぎると応力集中が起きる
すみ肉溶接の有効長さは溶接全長からすみ肉サイズの2倍を減じる
箱型断面の柱にH形鋼のはりを接合する場合は、フランジを突合せ、ウェブをすみ肉とする
厚さの異なる母材のすみ肉溶接のサイズは薄い方の部材の厚さ以下とする
高力ボルト 締め付け面の摩擦抵抗によってのみ応力を伝搬
F10T:遅れ破壊が生じない(基準強度:900N/mu)、F11T:遅れ破壊が生じる
許容せん断応力度:すべり係数は0.45(ただし、溶接亜鉛メッキ高力ボルトは0.4、また摩擦面の密着度を維持)
引張力とせん断力を同時に受ける場合には許容せん断応力度を低減
高力ボルトと溶接の併用時には、高力ボルトを先に施工した場合には耐力を分担
ボルトの径が同じならば、1面摩擦接合4本締め耐力=2面摩擦接合2本締め耐力
引張部にも使用可能
せん断力のみを受ける場合は繰り返し荷重は無視
ボルト間の中心距離はボルト径の2.5倍以上
ボルト、ワッシャー、ナットをセットで用いる事
柱脚 ピンと仮定する場合はせん断力をアンカーボルトで負担
露出式:アンカーボルトは引張とせん断の組み合わせを考慮
埋め込み式:埋め込んだ柱と基礎コンクリートの支圧力により応力を伝搬
根巻き式:根巻き上部に上端部に荷重が集中するので帯筋の数を増やす