@ 各種支点に発生する反力の種別を理解する

   A 力の釣合い条件をもとに支点の反力を求めることができる






   当該範囲の過去問はありません…(2級にはあります)





1.4.1 支点の種類


  支点は3種類あります(たった3種類です、ラッキーですね)

  それぞれの支点種により発生する可能性のある反力の方向(種類)が異なります

  3種それぞれに記号が決まっています、見た瞬間に判断できるようにしましょう

  また、それぞれの支点で発生する可能性のある反力は必ず図示しましょう

  ※移動可能な方向により3種類に分類

  ※移動できない方向に反力が生じます


     




  ※生じる可能性のある反力を図示(支点を見つけたらまずは以下を図示!名前も付けてね)

  ※鉛直方向は「V(上方をプラス)」、水平方向は「H(右をプラス)」、

    回転(モーメント)を「M(時計回りがプラス)」で表記するのが一般的です


    




   支点を見つけたら問題を読む前に、まずは生じる可能性のある
反力を図示しちゃいましょう


1.4.2 支点の反力算定


  まずは生じる可能性のある反力を図示!

  力の釣り合い3式より上記未知力(反力)を算定

  力の釣り合いのみで反力算定が可能な構造体は「静定構造物」とも呼ばれます

  (後述する3ヒンジラーメンは除く、こいつは反力が4つあるんです…)




   以下の構造体(単純梁)の各支点の反力を求めてみましょう

1) 生じる可能性のある反力を図示

2) 求めたい反力を決定!

3) 未知力3の法則より上記で決定した反力をピンポイントで求める
   (力の釣り合いの項参照のこと)

4) 1つ求められたら、鉛直(縦)方向の力の合計が0、水平(横)方向の力の合計が0で
  他の反力を求める


クリック(解説です)






   解法手順を遵守!
反力図示は必須!

   まずは、釣り合い3式のうち、任意の点のモーメント=0を用いること

   なんで求めたい反力を真っ先に決める必要があるのか… ← 反力3つ全てを求める必要のない問題が以降頻発します







   ダウンロード(ノートも一緒になっています)