@ 力の釣合い条件を把握する

   A 力の釣合い条件をもとに未知力の算定を行うことができる






   当該範囲の過去問はありません…(2級にはあります演習11)





@ 力の釣合い条件とは



   力の釣合いとは物体が動かない状態のこと

   力の釣合い3条件:@回転しない、A上下に動かない、B左右に動かない

   したがって、以下の3式が釣合い条件となります

    1) 任意の点におけるモーメントの合計が0 

    2) 鉛直(縦)方向の力の合計が0 

    3) 水平(横)方向の力の合計が0 





A 未知力算定



   力の釣合い条件にある場合(通常の構造物は不動=力が釣合っている)に未知力を算定可能、

   構造力学における未知力とは@反力、Aトラスの応力がメジャーです

   上記3式を用いて未知力を解きます(一番重要なのは「任意のモーメントの合計が0」です*1以下参照)

  *1 なんでモーメントの合計に注目するの…? ← 「未知力3の法則」って呼んでいます(勝手に…)

    方程式の大原則は「いかに未知数を減らすのか?」ですね
    (方程式の中に未知力一つが残るようにすることが解法のコツですね)

    モーメントの合計に注目し工夫すると、式の中に未知数が1つしか入らない条件(↓こんな感じ)が見つかるのです


  求めたい未知力を確認 → それ以外の未知力の作用線が交わっている点を探す
    → その点のモーメントに注目

↑何でそれ以外の力の交点? 
 → 作用線上はモーメントが0となり、「それ以外の未知力」を方程式から排除可能

 簡単に言ってしまえばこんな感じですね
  P1、P2、P3の3つの未知力があった場合 → P1を求めたかったら 

   → P2とP3の交点(C点)に注目!って感じ







   以下の未知力を求めてみましょう

1) 求めたい未知力を決定(P1とする)

2) それ以外の未知力の交点をチェック

3) 上記2)の点におけるモーメントの合計を求める

4) P3も同じ過程(モーメント)で求める

5) P2は…分力して縦の合計0 or 横の合計0を使います


クリック(解説です)






   釣合い3式で最も重要なのは「
任意の点におけるモーメントの合計が0

   何か力(未知力)をピンポイントで求めたいときは…「それ以外の力の交点に注目!

   縦の合計0、横の合計0も使えるのでお忘れなく…







   ダウンロード(ノートも一緒になっています)